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  • koya21
  • 2019年5月15日
  • 読了時間: 1分

更新日:2021年10月8日

実家を離れたものの、いまだに月一ペースで帰っている。近いので帰りやすいのと、荷物の移動が手動だということで、大目に見てほしい。

帰るたび毎度驚くのは、家の中のありよう、ものの扱いである。とにかく密度が濃い。貰い物や、余裕を持って買うものや、ついつい手が伸びて迎え入れてしまうものや…本当にたくさんのものが雑多に共存している。なぜそれが可能なのか、正直いまだにわからない。ただ、はいもいいえも突きつけないという態度が横行しているためだ、というのが今のところ、一番近い答えだと思っている。

優しい距離感ではあるかもしれない。理解、とは遠い。拒絶、断絶に対する耐性は低くなる。

こういうあり方こそ彼らにとって「ものを愛する方法」らしい。

安心、くつろぎ、そういったものは必ずしも整然さが生み出すわけではない。屈折した状態でも代え難いものになりうる。何らかの定規で正しさを測る前にその空間を無防備に浴びれば、安心という感情を抱く。

住んでいるときには、それを知覚することも認めることも、できていなかった。

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